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屋根構造の基礎編②

前回屋根構造の基礎編で、「軒」についてお送りしましたが、今回は基礎編②をお送りしたいと思います。

建築用語や部位の名称は、効いたことはあっても実際にどの部分を指すのか?その効果は?などをなるべくわかりやすくお伝えしたいと思います。


●棟(むね)

屋根の交点というのもわかり辛いですかね?地形に例えると尾根に当たる部分で、切妻屋根の場合は、三角の一番上の部分の水平な棟を「陸棟」。寄棟屋根や方形屋根などにできる軒先の隅に向かって傾斜した棟を「隅棟」と呼びます。陸棟で特に長さが大きいものを「大棟」と呼ぶことがあります。

棟は屋根の最上部にあたり、躯体工事で棟を支える骨組み材「棟木」は最後に取付られます。この時点で躯体工事が完了し、棟木を上げる意味から「上棟」あるいは「棟上げ」と呼んでいます。棟は屋根で一番目立つ位置なので、日本の瓦屋根では、伝統的にのし瓦を何段にも重ねて高く、立派に見せる棟積みが採用されてきました。

棟積部分は重量がある為、地震の際に大きな水平力が作用し、下地との緊結が十分でないと落下する危険があります。これまでに起きた大地震でも、瓦屋根の震害は、棟部に集中しています。このため、最近ではのし瓦を用いず、半円形や三角形の冠瓦を直にかぶせる工法も多くなっています。瓦葺きの入母屋屋根などには、「降り棟」と呼ばれる部位があります。ケラバに沿って流れに平行に行われる棟積みで、上に述べた定義には、概要しない装飾目的の物ですが、構成が同じである事から同様に棟と呼ばれています。



降り棟と隅棟ぶつかる位置では上から

流れてくる雨水を遮らないような特別な

施工が必要になります。瓦葺以外の屋根

では、屋根面最上部の屋根材に心木を乗せて板金部材をかぶせる「棟包み」構法が普通です。棟包みは地震被害のおそれはありませんが、近年の台風では、長年の間に起きた留め付け釘の脱落や心木の劣化が原因で棟包みが飛散する事例が多く報告されており、耐久性を高める工夫が必要です。







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