外壁塗装の基礎
- satoshi akiba

- 1 日前
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こんにちは。㈱秋葉工務店 秋葉智です。

今回は外壁塗装の基礎についてお話します。
●外壁塗装
塗料、塗材を用い、主として現場で行う外装仕上げ工事。塗装工事の目的は、主に被塗物(塗装されていないもの)の保護と美装です。
塗装では、「塗料」という液体を被塗物に塗布することにより塗膜が形成され、その塗膜が乾燥によって連続性を持つ膜になります。そしてこれが被塗物を保護し、美装します。
保護とは、金属などの腐食の抑制、コンクリートやモルタルの中性化防止、防水型の塗膜による防水効果の付与などのことです。美装とは、被塗物に色彩や、意匠性を付与(凹凸などの模様をつけるなど)することです。また、塗料に別の薬剤を配合してカビ繁殖を抑制することや汚れを付きにくくすることもできます。
乾式工法の外装では現場で塗装工事が行われることはほとんどありません。金属板やサイディングなどの工場塗装された建材が用いられる場合には、軒天井にも塗装された板が採用されます。これにより現場での工程や作業の省力化が図られます。工場塗装された建材においては、表面塗装の耐久性についてグレード表示をしているものもあります。
現場における塗装の方法としては主に刷毛塗り、ローラー塗り、吹付があり、現場の状況や仕上げのテクスチャー、塗る面積に合わせて使い分けます。
塗装は基本的に3回塗りします、下塗りは被塗物と上に塗る塗料の密着性を確保し、クラックや凹凸を埋める目的でシーラーやフィラーなどの材料を塗ります。中塗り、上塗りは保護と美装の機能を担う仕上げ層で同種の塗料を2回塗ります。
代表的な塗料の種類にはウレタン樹脂系、アクリルシリコン樹脂系、フッ素樹脂系などがあり、この順に耐用年数が長くなるとされています。他に防水性能を高めた弾性塗材なども使われます。
湿式工法の場合には、漆喰や色モルタル掻き落としなど以外の仕上げでは塗材の吹付や鏝塗りなどによりテクスチャーをつける仕上げが行われます。この塗材は、一般的な塗料とは異なるもので、塗料液自体の粘度を非常に高くしたり、工場出荷時、或いは現場にて、仕上り意匠に合わせた大きさの骨材を混錬したりして塗布します。
また木材を外部に露出させる場合には、着色保護を意図した塗装をすることがあります。ヒノキやヒバなどの腐りにくい木材は、無塗装のままのケースもあります。木材の外部露出は、意匠を優先しているケースがほとんどです。この場合、木材保護に対する対策については建築設計者の意図や考え方が大きく影響します。
風雨にさらされて木材表面の変色が起きるのは当然ですが、雨がかりにより木材が劣化する速さは、塗装の有無(吸水の有無)により大きな差が生じます。
木材の伸縮は他の建材と比較して非常に大きいため、この伸縮を物理的に抑制することが重要です。それが出来なければ、木材を塗膜で覆うことは、将来的に塗膜の割れだけでなく、割れ部分からの吸水や、この水分の乾燥を妨げてしまうことにつながり、望ましくありません。結局、木材に含侵させた薬剤成分により雨水浸透を防ぐことが、木材保護塗装の基本となります。







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