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木の性質と木造住宅について🌲

こんにちは。㈱秋葉工務店 秋葉智です。

秋葉工務店へお越しいただくお客様は「木」が好きな方がとても多いです。

そこで今回は木の性質についてお話したいと思います。


①木は、湿気が多いと水蒸気を吸い込み、少ないと水蒸気を放出します。

木の主成分であるセルロースやヘミセルロースの中には、水分子を引き寄せる部分があります。この器官は、周りの湿度が高い時は、空気とともに水分を吸い込み、乾燥している時は水分を空気とともに放出する働きを担っています。(※綿はそのほとんどがセルロースです)このように、木材の周囲の湿度は常に一定に調整されます。夏はし簀戸が高く、冬は乾燥する日本では、住宅用材に木が適していると考えられているのはこういった理由もあるんです。


②木は熱伝導率が低く、その効果は断熱材並みです。

木材の熱伝導率は鉄の約500分の1と非常に低く、木材は断熱性に優れています。

この理由は、木材は細胞の集合体であり、この細胞の中には熱を伝えにくい空気が含まれているからです。例えば、杉の断面1立方センチメートルあたりには、4万から30万個もの細胞が詰まっており、その断熱効果は住宅の断熱材に匹敵するほどと言われています。


③木は時間が建つと乾燥し強度が増します。鉄やコンクリート等の建材は、新しい時が最も強く、古くなるにつれて強度が低下していきます。しかし、生物資源である木材は、時間が経つと乾燥の度合いが高まり、強度が増すという性質があります。

例えばヒノキでは伐採されてから100年~200年物間、圧縮や引っ張り、曲げに対する強度が高くなり続けます。その後強度は定価しますが、1000年後にようやく伐採されたときの状態に戻る。というような緩やかなペースです。


もちろん木にも色んな種類がありますので、同じ木でも柱に適している部材、土台に適している部材、梁などに適している部材もあります。

また色んな角度から木造住宅についてお伝えしてゆきたいと思いますので、今後もぜひお楽しみになさってください。

※こういった事を取り上げてほしい!等あればどしどしお問合せフォームよりお知らせください。


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